本日のひとこと
「一長一短。その中で、どんな選択をするか」
今回は、試合に出るようになってから考えるようになった、剣道の記録の残し方について紹介したいと思います。
せっかく稽古や試合に出るのであれば、自分の剣道を映像として残し、後から振り返ることで、今後の上達につなげたいものです。
しかし、実際に撮影してみると、カメラの種類や撮影方法によって、それぞれにメリットとデメリットがあることが分かりました。
今回は、私が現在持っている機材を使いながら、試行錯誤してきた撮影方法と、今のところ落ち着いた使い方について紹介します。
1. 現在、手持ちにある撮影機材
まずは、現在私が所有している撮影機材です。
カメラ類
- 古いiPhone(カメラ機能は使用可能)
- iPad
- GoPro 11
- 一眼レフカメラ
撮影用アクセサリー
- ロング自撮り棒
- カメラ用三脚
- GoPro用ハンディ三脚
データ保存用
- 外付けハードディスク
- SSD
これらを使って、実際の稽古や試合を撮影し、それぞれの特徴を比較してみました。
2. iPhoneで撮影するメリット・デメリット
まずは、最も手軽に使えるiPhoneです。
メリット
① 軽くて小さく、持ち運びが便利
何よりも、軽くてコンパクトなので、持ち運びに苦労しません。
試合や稽古に出かける際も、普段から持ち歩いているものなので、追加の荷物が少なくて済みます。
② AirDropで簡単にデータを共有できる
剣道仲間にもiPhoneを使っている人が多いため、AirDropを使えば、撮影した動画をその場で簡単に共有できます。
自分の試合だけでなく、仲間の試合を撮影した場合にも、すぐに映像を渡せるのは大きなメリットです。
③ iPadに移して大画面で確認できる
撮影した動画をiPadに移せば、大きな画面で自分の剣道を確認できます。
細かい動きや打突のタイミングなども見やすくなるため、試合後の振り返りにも便利です。
④ iPhoneだけで簡単に編集できる
iPhoneには動画編集アプリが充実しているため、撮影した映像の不要な部分をカットしたり、必要な場面だけを抜き出したりすることができます。
パソコンを使わなくても、撮影から編集まで手軽に行えるのが魅力です。
デメリット
① 三脚で撮影すると、踏み込みの振動で映像がぶれる
iPhoneを三脚に固定して撮影すると、床から伝わる踏み込みや打突の振動によって、映像がぶれてしまうことがあります。
特に、剣道では強い踏み込みが何度もあるため、三脚を使って安定して撮影するのが難しい場合があります。
誰かに撮影をお願いできるのであれば、手持ちで撮影してもらうこともできますが、自分一人で撮影する場合は、振動が伝わりにくいように、ある程度離れた場所から撮る必要があります。
② 本体の保存容量に限りがある
iPhone本体に動画を保存していくため、撮影を続けると、いずれ保存容量がいっぱいになってしまいます。
予備のSDカードのように、その場ですぐに記録媒体を交換することもできません。
そのため、撮影した動画をこまめにiPadやパソコン、外付けストレージなどに移しておく必要があります。
③ バッテリーの交換ができない
撮影中にバッテリーが少なくなっても、その場でバッテリー自体を交換することはできません。
モバイルバッテリーなどで充電することはできますが、長時間の試合や稽古では、バッテリー残量に気を配る必要があります。
3. GoPro 11で撮影するメリット・デメリット
次に、アクションカメラのGoPro 11です。
メリット
① 手ブレ補正機能が充実している
GoProの大きなメリットは、強力な手ブレ補正機能です。
三脚を使って床に設置した場合でも、振動をある程度軽減してくれます。
そのため、自分一人で稽古を撮影したい場合には、とても便利です。
特に、撮影する人がいないときでも、自分でカメラを設置して稽古を記録できるのは、大きな魅力です。
② SDカードに保存できる
GoProはSDカードに動画を保存するため、撮影したデータをパソコンに移す際にも管理しやすいです。
また、カードの容量がいっぱいになった場合も、予備のSDカードに交換することで、撮影を続けられます。
③ バッテリーを交換できる
予備のバッテリーを用意しておけば、バッテリー残量が少なくなっても、すぐに交換できます。
長時間の稽古や試合などでも、安心して撮影できます。
④ 剣道以外にも幅広く活用できる
GoProは、剣道の撮影以外にも、さまざまな用途で活用できます。
例えば、タイムラプス撮影や水中撮影など、一般的なカメラでは難しい撮影にも対応しています。
また、剣道の指導動画を撮影する際には、面などに取り付けて、自分の目線に近い映像を撮ることもできます。
デメリット
① 本体だけでは動画編集が難しい
GoPro本体で撮影した映像を、その場ですぐに細かく編集することは難しいです。
そのため、編集する場合は、スマートフォンやパソコンなどにデータを移す必要があります。
② iPhoneへのデータ移管に時間がかかる
GoProの専用アプリを使えば、iPhoneに簡単にデータを移すことができます。
しかし、例えば30分間の動画を撮影した場合、データの移管にかなりの時間がかかることがあります。
試合が終わった直後に仲間と映像を共有したい場合には、この作業が負担になります。
③ その場で仲間に共有しにくい
iPhoneのAirDropのように、簡単に仲間のスマートフォンに動画を送ることができないため、共有するまでに手間がかかります。
④ 撮影設定によっては、iPhoneで編集できない場合がある
タイムラプスやスロー撮影など、撮影方法や保存形式によっては、iPhoneに移した後、思うように編集できないことがあります。
撮影する前に、データの保存形式や編集方法を確認しておく必要があります。
4. 一眼レフカメラで撮影するメリット・デメリット
次に、一眼レフカメラです。
メリット
① とてもきれいな映像を撮影できる
一眼レフカメラは、画質が高く、きれいな映像を撮影できるのが魅力です。
レンズの種類によっても撮影の幅が広がるため、試合の様子をしっかりと記録に残したい場合に適しています。
② スロー撮影など、スポーツ向けの機能が充実している
機種にもよりますが、スポーツ撮影に適した高速撮影やスロー再生などの機能が充実しています。
打突の瞬間や足さばきなど、通常の速度では確認しにくい動きを振り返る際にも活用できます。
③ バッテリーを交換できる
予備のバッテリーを用意しておけば、撮影中に電池が切れても交換できます。
④ 記録メディアを交換できる
記録メモリーがいっぱいになっても、予備のメモリーカードに交換すれば、撮影を続けることができます。
デメリット
① とにかく重くて大きい
一眼レフカメラの一番のデメリットは、やはり重くて大きいことです。
カメラ本体に加えて、レンズや三脚なども必要になるため、持ち運びが大変です。
気軽に稽古や試合に持っていくには、少し負担が大きいと感じています。
5. 撮影用の三脚とロング自撮り棒の比較
カメラ本体だけでなく、撮影を支える機材によっても、撮影のしやすさは変わってきます。
三脚のメリット・デメリット
メリット
- 自立するため、撮影する人がずっと持っている必要がない
- カメラの位置を固定しやすい
デメリット
- 比較的重く、持ち運びに負担がかかる
- 高さに限りがあり、撮影場所によっては十分な高さを確保できない
三脚は、設置すれば手を離して撮影できるため、長時間の撮影に向いています。
ただし、剣道では踏み込みの振動が伝わることがあるため、設置場所や振動対策が重要です。
ロング自撮り棒のメリット・デメリット
メリット
ロング自撮り棒は、製品によっては約2メートルまで伸ばすことができます。
高い位置から撮影できるため、試合全体を見渡しやすくなります。
また、撮影する人が自撮り棒を支えながら操作すれば、カメラの高さや角度を調整しやすくなります。
デメリット
- 自立が難しく、転倒する心配がある
- 撮影中は人が支えている必要がある
- 高い位置に設置すると、画面から選手が外れても気づきにくい
特に、カメラを高い位置に設置すると、画面を直接確認しづらくなるため、撮影範囲から外れてしまう可能性があります。
そのため、撮影する人が常に注意を払い、必要に応じてカメラの角度を調整することが大切です。
6. 私の場合の撮影方法
ここまで、それぞれの機材のメリットとデメリットを紹介してきました。
実際に試してみた結果、現在は、撮影する状況によって機材を使い分けています。
自分一人で稽古を撮影する場合
使用機材
- GoPro 11
- GoPro用ハンディ三脚、またはカメラ用三脚
自分一人で稽古を撮影する場合は、基本的にGoProを使用しています。
近くから撮影できる場合は、持ち運びが簡単なGoPro用のハンディ三脚を使用します。
一方、試合などで少し離れた場所から撮影する場合は、カメラ用の三脚にGoProを取り付けています。
GoProの手ブレ補正機能を活用することで、踏み込みによる振動をある程度軽減しながら、自分の稽古を記録できます。
撮影後のデータ管理
- GoProの専用アプリで、不要な部分をカットする
- 必要な動画をiPhoneに移す(ゴープロアプリ)
- iPhoneで動画を編集する(全体映像の場合スクリーン録画で自分のところだけ拡大録画)
- パソコンを経由して、外付けハードディスクなどに保存する
- 保存が不要な動画は削除する
このように、GoProで撮影し、iPhoneで編集する方法を基本としています。
誰かに撮影してもらえる場合
使用機材
- 古いiPhone
- ロング自撮り棒
- 自作の振動吸収パッド
誰かに撮影をお願いできる場合は、古いiPhoneを使用しています。
ロング自撮り棒を使うことで、撮影する人がカメラを持ち続ける必要がなくなり、肩への負担を軽減できます。
また、撮影した映像をそのままiPhoneで編集できるため、GoProのようにデータを移管する手間がありません。
撮影後は、必要なデータを外付けハードディスクなどに移して保存しています。
ただし、iPhoneを床に置いて撮影すると、踏み込みによる振動で映像がぶれてしまうため、自作の振動吸収パッドを使用しています。
なお、このパッドは安定性に不安があるため、完全に自立させるのではなく、撮影する人が補助しながら使用しています。
7. まとめ:どれか一つで完璧ということはない
実際に、いろいろな機材を試してみましたが、どれか一つあればすべて解決するということはありませんでした。
本当は、古いiPhoneを三脚に固定して、手軽に撮影できるのが理想です。
しかし、剣道の踏み込みや打突による振動で、映像がぶれてしまうという問題があります。
撮影する人の負担を減らすために三脚を使いたいところですが、床に置いたまま撮影するには、振動対策が必要です。
そこで自作したのが、振動吸収パッドです。
ただし、パッドを使うと設置が不安定になるため、人による補助が必要になります。
一方、GoProは手ブレ補正機能が充実しており、一人でも撮影しやすいというメリットがあります。
しかし、撮影したデータをiPhoneに移すのに時間がかかり、すぐに仲間と共有できないというデメリットがあります。
一眼レフカメラは画質や撮影機能が充実していますが、重くて大きいため、気軽に持ち運ぶには負担があります。
このように、それぞれの機材には一長一短があります。
そのため、現在は、自分一人で稽古を撮影する場合はGoPro、誰かに撮影をお願いできる場合はiPhoneというように、状況に応じて使い分けています。
今後も、撮影のしやすさ、映像の見やすさ、データの管理や共有のしやすさなどを考えながら、自分に合った方法を探していきたいと思います。
8. おまけ:剣道の撮影に便利なグッズ
最後に、実際に撮影する中で便利だと感じたアクセサリーを紹介します。
① GoPro用アダプター
カメラ用の三脚にGoProを取り付けるための変換アダプターです。
これがあれば、すでに持っているカメラ用三脚をGoProでも活用できるため、新たに三脚を購入する必要がありません。
② GoPro用三脚付き自撮り棒
GoProを取り付けられる、三脚付きの自撮り棒です。
GoProは広角撮影ができるため、自分の稽古を撮影する際にも便利です。
また、コンパクトで持ち運びもしやすく、手軽に撮影したい場合に重宝しています。
③ ロング自撮り棒
約2メートルまで伸ばせるロング自撮り棒があると、高い位置から撮影できるため、試合の全体像を記録しやすくなります。
また、撮影する人がカメラを持ち続けなくてもよいため、肩への負担も軽減できます。
ただし、自立させる際には安定性に注意が必要です。
さらに、床からの振動がカメラに伝わると映像がぶれてしまうため、振動吸収パッドなどの対策が必要になります。
④ ロング自撮り棒用のミニ三脚
ロング自撮り棒は、そのままでは自立できないものが多いため、手元部分に取り付けられるミニ三脚があると便利です。
自立させることで、撮影する人の負担を軽減できます。
ただし、高さやカメラの重さによっては転倒する危険もあるため、設置場所や安定性には十分注意する必要があります。
⑤ 振動吸収パッド
今回、撮影方法を工夫する中で、自作したのが振動吸収パッドです。
私が試した範囲では、市販品ではちょうどよいものが見つからなかったため、スポンジを購入して自分で作りました。
柔らかいスポンジと硬いスポンジを重ねることで、振動の吸収具合が変わりました。
また、私の場合は約15センチの高さで作成しました。
低すぎても高すぎても十分な効果が得られない場合があるため、スポンジの硬さや厚みを変えながら、設置環境に合った高さを探すことが大切です。
なお、スポンジを使うと設置面が不安定になる場合もあるため、転倒しないように人が支えるなど、安全面にも配慮が必要です。
⑥ 雲台アダプター
iPhoneやGoProを三脚などに取り付ける際、雲台に対応したアダプターがあると便利です。
カメラの向きや角度を調整しやすくなり、撮影場所に応じたセッティングがしやすくなります。
機材ごとにアダプターを用意しておけば、三脚を共用しやすくなります。
⑦ モバイルバッテリー
試合や稽古など、長時間の撮影をする場合には、モバイルバッテリーがあると安心です。
特に、iPhoneはその場でバッテリーを交換できないため、充電できる環境を用意しておくと便利です。
また、GoProの予備バッテリーを充電するためのケーブルなども用意しておくと、安心して撮影に臨めます。
最後に
剣道の試合や稽古を映像に残すことは、自分の剣道を客観的に振り返るための、大切な機会になると思います。
ただし、撮影機材にこだわりすぎて、撮影すること自体が負担になってしまっては本末転倒です。
大切なのは、自分の環境や目的に合った方法を見つけ、無理なく記録を続けていくこと。
これからも、機材の工夫を重ねながら、日々の稽古や試合の記録を残し、自分の剣道の上達につなげていきたいと思います。

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