本日のひとこと
「ものの価値は、値段ではなく思い出」
今回は、剣道防具について、
今の段階での私の考えを紹介させていただきます。
私にとって一番大切な防具
私の中で一番大切な剣道防具。
それは、中学生のときに両親に買ってもらったミシン刺しの防具です。
剣道の好きなところの一つは、
「物を大切にすること」を学べるところです。
リバ剣一年目に、まず最初に行ったこと。
それは、中学生時代に使っていた防具のクリーニングと修理でした。
24年ぶりに箱から出した防具。
懐かしさと同時に、ずっとしまっていたのでカビが心配になり、まずはクリーニングに出しました。
今は本当に便利なサービスがあります。
そして何より、修理によって面・胴・垂・小手が蘇る姿を見たとき、職人さんへの感謝の気持ちが込み上げました。
両親が買ってくれた防具を再び身に纏い、剣道場に立つ。
それは、言葉にできないほど幸せな時間でした。
使い捨てではなく、直して使う文化
使い捨てが当たり前になった現代。
しかし江戸時代の日本は、徹底した循環型社会だったと言われています。
着物も道具も、壊れては直し、また使う。
剣道防具も同じです。
壊れては直し、
また壊れては直し、
10年、30年、50年、
中には100年以上使われるものもあります。
私も、できることなら一生使い続けたいと思っています。
名人作・旦勝の小手
さて、本題です。
小手が好きな方なら、一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。
名人作と呼ばれる小手の一つ、
旦勝(たんしょう)。
旦勝は、主に福岡県筑後地方で製作されていた手刺小手で、名人作として知られています。
その質の高さから、多くの剣士に高く評価されてきました。
リバ剣になってから、私が特に興味を持ったのが小手でした。
竹刀を操作する上で、最も重要な部分だからです。
インターネットでさまざまな書き込みを読むうちに、
「一度は名人作に触れてみたい」
そんな想いが強くなっていきました。
名人の多くはすでに鬼籍に入られており、新品を手にすることはできません。
しかし、インターネットの普及により、中古の掘り出し物に巡り合う機会も増えました。
ありがたいことに、私も少しだけ名人小手を所有する機会に恵まれました。
語るより、学びたい
正直に申し上げて、
私のような者が小手について語れる立場ではありません。
この分野には、生き字引のように詳しい方がたくさんいらっしゃいます。
むしろ私は、そうした方々からお話を伺いたい立場です。
ただ一つ、私にできることがあるとすれば――
名人作の小手に触れてみたい若い剣士や、
これから防具職人を目指す方々に、
何らかの形で触れていただく機会を作れないか、ということです。
私自身も、無銘の小手や旦名の小手など、
まだ触れたことのない名品があれば、ぜひ体験してみたいと思っています。
もしご賛同いただける方がいれば
・名人作の小手に触れてみたい方
(所属支部名をご記載ください:例 〇〇大学剣道部△さん)
・防具職人を目指して修行中の方
(〇〇武道具 △さん など)
・名人作の展示会を企画してみたい方
・名人作の小手を自分も所有して、触れる機会をいただける方
お問い合わせフォーム、またはメルマガ記載のメールアドレスよりご連絡いただけますと幸いです。
文化としての小手
一人の剣道家が生涯愛用する防具も素晴らしい。
しかし、希少となった現代においては、
多くの人に触れてもらい、良いものを知ってもらう
「文化継承の小手」という役割もあるのではないか。
きっと名人たちも、喜んでくれるのではないか。
そんなことを感じる今日この頃です。
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それで、実際の使い心地はどうなのか?
……それは、まだ語れる身分ではございません(汗)。
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2026年4月13日追記
小手の使い心地について感想を書いておきます。
いくつかある名人作と比べて明らかに異なる点は、
小判型(木刀など)を持つときに、その形状に添って、指がすっと馴染むように
ストレスなく(小手をつけている感覚が少なく)自然と持てることです。
初めて手を通したときは、とてもびっくりしました。
あまり詳しくはないですが、いまでは入手が難しいチビ小唐を使用しているようです。
旦勝の小手は、「京都大和田流」の流れを汲む名人作・・・とあるようですが、
その流れなどについては、まったく詳しくありません・・・。

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