今回のひとこと
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
今回は、
礼(挨拶)の習慣が、思いやりを育ててくれる
剣道を続ける中で、
最近ふと気づいたことがあります。
礼の習慣が、
相手を思いやる行動を、
より自然にしてくれている、ということです。
今日は、日常の小さな体験から感じたことを共有したいと思います。
一回の稽古で、何回礼をしているだろう
剣道を始めてまず驚いたのは、
礼や挨拶の多さでした。
道場に入るときに正面へ礼。
先生方一人一人に礼。
すれ違う役員さんや保護者の方にも挨拶。
稽古が始まる前に、
正面に礼、先生に礼、互いに礼。
稽古中も、
一本の始まりと終わりに礼。
ざっくり数えてみると、
一回の稽古で100回近く礼をしているかもしれません。
そして稽古後も、
全体で礼、正面に礼、互いに礼。
さらに個別に先生方へ礼。
最後に道場を出るとき、
もう一度正面に礼。
これだけの回数、頭を下げています。
頭で理解する前に、体が覚える
挨拶の大切さを理屈で学んだわけではありません。
ただ稽古を続けているだけで、
自然と挨拶をする習慣が身についていきました。
その変化は、仕事の場面で気づきました。
以前よりも、
挨拶がとてもスムーズに出てくるのです。
人に挨拶することが少し苦手な人でも、
礼を繰り返す環境にいると、
勇気を出すハードルが下がるのではないかと思います。
そして元々挨拶ができる人は、
より自然に、より軽やかに、
気持ちよく挨拶ができるようになる。
私は、確かな変化を感じています。
まずは形から真似る
挨拶や礼は、
まず「形」から入ることが大切だと思っています。
以前、仕事の先輩が
エレベーターに乗るとき、
必ず操作ボタンの前に立ち、
降りるときは「開」ボタンを押し、
自分は最後に降りる姿を見ました。
とても自然で、紳士的で、
純粋にかっこいいと思いました。
それから私も真似をしています。
ある日、ビュッフェ会場に到着したとき、
エレベーターで先に降りる順番を譲りました。
すると、先に降りたご夫婦が、
すぐに料理を取りに行かず、
私が先に取れるように待ってくださったのです。
その姿に、心が温かくなりました。
それ以来、私もさらに意識して行動するようになりました。
思いやりは、伝染するのだと感じました。
剣道がくれた、軽やかさ
剣道をしていなくても、
挨拶や気遣いを学ぶ場はたくさんあります。
けれど僕の場合、
剣道で礼を繰り返していたからこそ、
気持ちが軽く、自然に行動できるようになったと感じています。
剣道を通して、
子どもに身につけてほしいことの一つは、
この「挨拶の習慣」です。
そして私自身も、
年齢を重ねても、
「おはようございます」
「ごめんなさい」
「ありがとうございます」
を、しっかりと言える人間でありたい。
そう思っています。
まとめ
剣道ほど、礼を慮(おもんぱか)る武道やスポーツはないかもしれません。
剣道を通じて挨拶をする習慣をぜひ、身につけましょう!

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