今回のひとこと
「同じことを繰り返すことの大切さ」
子どもは夏休み。
いつも以上に一緒にいられる時間が増えるので、8月の間に意識して取り組んだ稽古の内容を、子どもの成長の記録として残しておきたいと思います。
今回は、特に次の内容を意識して稽古しました。
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8月に取り組んだ稽古
大きな素振り
振り下ろす素振りと、前に伸びる素振り。
左右面も含めて、大きな振りをしっかり繰り返します。
手の内を使った面
これまで取り組んできた手の内を使った小さい面。
右手と左手、それぞれの役割を意識しながら、中心を取ってから小さい面を打つ練習を行いました。
左足の使い方
背伸びをして左足に体重をかけた状態から、摺り足、踏み込み足につなげる練習。
これまで取り組んできた左足の使い方を、実際の打突につなげていきます。
気剣体を一致させた面打ち
面打ちについても、いくつかのパターンに分けて練習しました。
- 体重を移動させながらの面
- 勢いを一度右足で受け止めてからの面
- 少しずつ右足を運ばせての面
- 遠間から一歩踏み込んでからの面
それぞれの稽古には、細かな意識するポイントがあります。
ただ、今回は個々の技術解説ではなく、これらの稽古を繰り返す「考え方」について書いてみたいと思います。
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なぜ、毎日同じことを繰り返すのか
剣道では、毎日のように同じような稽古を繰り返します。
素振り。
足さばき。
面打ち。
基本打ち。
一見すると、同じことの繰り返しです。
では、なぜ同じことを繰り返すのでしょうか。
私は、
試合の中で、頭で考えなくても、充実した技が咄嗟に出せるようにするため
だと考えています。
試合では、
「今から左足をこう使って……」
「右手はこうして……」
「手の内をこう使って……」
などと、一つひとつ考えている時間はありません。
相手が動いた瞬間に、身体が自然に動かなければなりません。
そのために、
手の内。
足さばき。
体重移動。
呼吸。
間合い。
適度な脱力。
そして、気持ちの持ち方。
そうしたものを、何度も何度も繰り返します。
毎日の稽古で、
「いつも通り」
ができるようにする。
それが、剣道における反復練習の大きな意味なのだと思います。
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「できる」と「身につく」は違う
一度できたからといって、それが身についたわけではありません。
頭で理解して、実際に身体を動かしてみる。
できたり、できなかったりする。
何度も繰り返す。
そして、いつの間にか考えなくてもできるようになる。
そこまで繰り返して、初めて「身についた」と言えるのだと思います。
だからこそ、子どもとの稽古では、
「今日は新しいことをたくさん教えよう」
とするよりも、
「昨日と同じことを、今日もやろう」
という日があってもいい。
むしろ、その繰り返しが大切なのだと思います。
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同じことを繰り返すのは、身体だけではない
反復練習で鍛えているのは、身体だけではありません。
私は、心も一緒に鍛えられていると思っています。
辛い稽古を繰り返すことで、
嫌なことにも立ち向かう心を育てる。
辛い稽古を乗り越えた先にある達成感を味わうことで、
努力を続けることの意味を知る。
そして、無心で一本を求めることで、
集中すること、気持ちを切り替えること、心をリフレッシュさせる感覚を身につける。
剣道の稽古には、技術を身につける以上の意味があるのだと思います。
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子どもにとっての夏休み
夏休みは、普段よりも子どもと一緒にいられる時間が増えます。
その分、稽古の回数も増やせます。
でも、単純に稽古量を増やせばいいということでもありません。
身体の状態。
心の状態。
その日のモチベーション。
そうしたものを見ながら、同じ稽古を繰り返す中でも、少しずつ内容を変えていく。
今日は足を意識する。
今日は手の内を意識する。
今日は気持ちを意識する。
同じ「面打ち」でも、その日のテーマによって、見えるものが変わってきます。
そんな積み重ねが、少しずつ子どもの剣道になっていくのだと思います。
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剣道だけではない
こうして考えると、これは剣道に限った話ではありません。
勉強でも、仕事でも、楽器でも、スポーツでも、
同じことを繰り返すことで、少しずつ身体や頭に染み込んでいく。
最初は意識していたことが、やがて無意識にできるようになる。
そして、無意識にできるようになったものが、自分の力になる。
それは、何かを習得する上で、とても普遍的なことなのかもしれません。
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今年の夏も、成長の時間に
小学3年生の夏。
これから先、娘がどんな剣道をしていくのかは、まだ分かりません。
強くなるかもしれない。
途中で嫌になるかもしれない。
別のことに興味を持つかもしれない。
それでも、今この時期に、
「同じことを繰り返して、少しずつできるようになる」
という経験をしていることには、大きな意味があると思っています。
今年の夏も、娘にとって成長につながる時間になれば嬉しいです。
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まとめ
今回は、小学3年生の夏に取り組んでいる稽古内容を、子どもの成長記録として残してみました。
大きな素振り。
左右面。
手の内を使った小さい面。
左足の使い方。
そして、気剣体を一致させた面打ち。
一つひとつは、特別な練習ではありません。
でも、それを繰り返す。
何度も繰り返す。
できるまで繰り返す。
そして、いつの間にか考えなくても身体が動くようになる。
その積み重ねが、剣道の「身につく」ということなのだと思います。
同じことを繰り返す。
簡単なようで、実はとても難しい。
だからこそ、その中に大きな成長があるのかもしれません。
今年の夏も、今日と同じように、また明日も稽古をしていきたいと思います。

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