今回のひとこと
「捨て身になる」
目次
― 失敗をどう受け止めるか ―
初めての試合では、娘はたまたま入賞することができました。
けれど当たり前のことですが、
練習試合を含めれば、負けることのほうが圧倒的に多い。
勝つことは特別で、
負けることが日常です。
だからこそ今日は、
負けた時の自分の向き合い方、
そして親としての接し方について、
経験から書いてみたいと思います。
ピンチはチャンス
「失敗にこそ成長の機会がある」
これは剣道だけでなく、
仕事でも常に大切にしているマインドセットです。
むしろ僕は、
失敗を楽しめる余裕を人生に持っていたいと思っています。
振り返ると、
初めて“失敗から成長できる”と実感したのは、
小学校五年生の剣道の試合でした。
初めての地区大会の決勝。
Y君に瞬殺されました。
初めてもらった銀メダルを握りしめ、
車の中で泣いた自分を今でも覚えています。
悔しさでいっぱいでした。
けれどその日から、
試合を振り返り、敗因を考え、また努力する。
今で言うPDCAのような考え方が、
自然と自分の中に根づきました。
あの敗北がなければ、
今の自分の思考習慣はなかったかもしれません。
ある意味、
僕は剣道に育てられたのだと思います。
そしてそれが、
剣道に感謝し、
このブログを書いている理由の一つでもあります。
失敗を避けないという選択
成長の大きなチャンスは、
いつも失敗の中にあります。
だから僕は、
失敗しない道を選ぶのではなく、
失敗するかもしれない道を選ぶこと。
その上で努力を重ねること。
それこそが成長だと思っています。
だからこそ、
子どもが負けた時ほど、
「よく挑戦したな」
と心から思います。
親の接し方
負けた直後は、
技術の話をしません。
まずは、
「最後までやり切ったな。」
そこから始めます。
そして少し時間を置いて、
「どう思った?」と聞きます。
子ども自身の言葉を待つ。
親の正解を押しつけない。
失敗を“悪い出来事”にしない。
これだけは意識しています。
捨て身で打つということ
剣道には、
「捨て身になって打つ」
という言葉があります。
僕はこれを、
捨て身=切られる覚悟=失敗を恐れないこと
と解釈しています。
「打って外したらどうしよう」
「負けたらどうしよう」
その邪念があると、
技は鈍ります。
無心になって打てた時、
本当の一本が生まれる。
人生も同じではないでしょうか。
失敗したくないという恐れを手放した時、
本当の挑戦が始まる。
失敗を楽しめる人に
娘にも、
勝つ喜びだけでなく、
挑戦する勇気
負ける悔しさ
そこから立ち上がる強さ
を身につけてほしい。
そしていつか、
「あの時負けてよかった」
そう言える経験を、
重ねてほしいと思っています。
失敗は、
終わりではなく、始まり。
それが、
我が家のマインドセットです。

コメント