今回のひとこと
「常識を疑う」
― ビジネスとして考える、その先のアイデアメモ ―
前回、「ビジネス視点で考える剣道」というテーマで記事を書きました。
今回はその中の
私が選ぶなら
という部分を、
アイデアのメモとして、
そしてこれから考える方への参考情報として、
あらためて整理しておきたいと思います。
私が取り組むなら
もし私が本気で取り組むなら、軸はこの二つです。
• 小学生向けの独自プログラム
• 親御さん向けサポート
理由はとてもシンプルです。
できるだけ多くの子どもに、幼少期に剣道を経験してほしいから。
強くなることが第一ではありません。
まずは「経験している」という事実そのものに価値があると考えています。
幼少期に触れたものは、たとえ後に続かなかったとしても、その人の土台のどこかに残ります。
私はそこに希望を感じています。
「儲ける」という概念も避けない
文化を語るとき、「お金」の話は避けられがちです。
しかし、持続させるためには現実も見なければなりません。
大きく分けて、方法は二つあると思います。
① 剣道は文化継承、関連部分で収益化
• 剣道そのものは文化継承として位置づける
• 剣道に関連する商品開発・教育サービスやプログラムで収益を得る
②剣道を上達させるプログラムで収益を出し、社会へ還元する
• 通常より高価格で提供する
• 売上の一部を地域へ還元する
• 体育館改修費への寄付
• 防具が買えない子どもへの支援
• 中古防具のクリーニング・補修費用へ充当
これは、循環型モデルの発想です。
お金に余裕のある方からいただき、
別の形で社会に回す。
文化を守りながら、持続可能にする。
こうした考え方も、これからの時代には必要かもしれません。
※日常の稽古の場である道場の運営で収益化もいいと思いますが、
ここでは、日常の道場からの収益ではなく、
剣道を上達させるための基礎運動能力の改善プログラム等を
イメージしております。
現代の教育環境の中での剣道
親として、子どもに何を経験してほしいでしょうか。
• オリンピック競技への憧れ
• 野球やサッカー
• 英語
• プログラミング
• 音楽
• 探究学習
習い事の世界は、完全な競争市場です。
剣道は
選ばれなければ、広がらない。
これは厳しい現実です。
「文化だから守られる」時代ではありません。
綺麗事だけでは、
本当に廃れてしまう可能性もある。
だからこそ今は、
文化とビジネスのバランスを再設計する過渡期
なのかもしれません。
国任せにしない
これまで、警察組織などが文化継承に大きな役割を果たしてきました。
それは事実です。
しかし、それだけに頼るのではなく、
私たち自身が進化させていく必要がある。
剣道を通じて、
社会で役立つ力を育てられるプログラム
へと磨き続けること。
そこに未来があると感じています。
剣道 × 〇〇
私は以前、社交ダンスをしていました。
だからこそ、
剣道の稽古の中に
柔軟でしなやかな身体操作を取り入れたい。
目指すのは、
剣道をしていたら、他のスポーツも上手になっていた。
という状態。
基礎的な身体能力の底上げを、
剣道を通じて実現する。
いつかオリンピック選手が、
「小さい頃の剣道経験が活きています」
と言ってくれたら、
これほど嬉しいことはありません。
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さらに広げるなら
もし親御さんから、こんな声が聞こえたらどうでしょう。
• 剣道していたら英語が伸びた
• 剣道していたらプログラミング思考が身についた
• 剣道していたら調べる習慣がついた
そうなれば、
「剣道を習わせたい」と思う方は確実に増えるはずです。
本来、剣道そのものだけでも、
• 礼節
• 継続力
• 集中力
• 反省と改善の習慣
といった、現代社会で必要な基礎力が身につきます。
しかし、その価値は目に見えにくい。
だからこそ、
わかりやすい〇〇との掛け算
が、入口になる可能性があります。
そして実は、剣道には
これから到来するAI社会を生き抜くための要素も多く含まれていると、私は感じています。
(この話は、また別の機会に。)
先生方へ
もし今、
「剣道をする子どもが減っている」
と悩んでいる先生方がおられましたら、
これまでのやり方を続けるだけでは、
状況は変わらないかもしれません。
捨て身で、
次の一手
を考えてみませんか。
就活生の皆さんへ
剣道を大学まで続けた皆さん。
剣道=警察官
剣道=学校の先生
その道も素晴らしい。
でも、もう一歩踏み込んで、
剣道 × 自分の専門分野
で考えてみるのも一つの選択肢です。
例えば、
• 剣道 × IT
• 剣道 × 教育設計
• 剣道 × 健康科学
• 剣道 × 起業
そして、
「3年後には、剣道と〇〇を掛け合わせて教える」
という未来から逆算して、
就職先を選ぶ。
そんな発想もあっていいのではないでしょうか。
最後に
文化を守ることと、
時代に合わせて進化させること。
この両立は簡単ではありません。
しかし、
剣道が本当に未来へ繋がる文化であるならば、
私たち一人ひとりが
「剣道×〇〇」を考えること
それ自体が、次の世代への橋渡しになるはずです。
今回の記事が、
どなたかの思考のきっかけになれば幸いです。

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