今回のひとこと
「世界に誇れる文化の1つ、それが剣道」
まずはお金の観点から考える
私の通っている剣友会では、
子どもの月謝は 1,500円。
年間で 18,000円 です。
習い事として考えると、親としては本当にありがたい金額です。
なぜ、この価格で成り立っているのでしょうか。
それは、
• 地域の小学校の体育館を使用している
• 先生方が有志で指導してくださっている
つまり、
借地代がなく、人件費もゼロ。
ビジネス経験のある方ならすぐに分かると思いますが、これは普通ではありえない構造です。
この環境は、先生方と保護者の献身的な精神の上に成り立っています。
1,500円は運営費に充てられ、
そこに「儲け」という概念はありません。
ボランティアか、ビジネスか
私はビジネスをしている人間です。
だからこそ思います。
必ずしもボランティアが正しいとは思いません。
組織を長く運営し、継続させるには、
ビジネスモデルを作った方が強い場合もあります。
より良い指導をするために、
より強くなりたい人が、
高いお金を払って専門的な技術を学ぶ。
それも、立派な形だと思います。
むしろ、自分がビジネスをするなら、
そちらの方が正しいのかもしれません。
綺麗事だけでは食べていけませんから。
それでも、私は分けて考えたい
ただ、私個人の考えとしては、
娘には、剣道を生活の糧にすることは勧めていません。
誤解しないでいただきたいのですが、
剣道で生計を立てている方を否定しているわけではありません。
これは「食べ物の好み」と同じで、
単に自分の価値観の話です。
私は、
本業とは別に、剣道に関わるのが好きです。
その理由は、
本業にしてしまうと、
どうしても「儲け」が目的の一部に入ってしまうからです。
できるだけ多くの人に、
気軽に始めてもらう文化継承としての剣道。
その意味合いが薄れるのではないか。
そんな危惧があります。
本業があるからこそ感じられるもの
本業が別にあって剣道に関わると、
剣道の時間にこう思えるのです。
「今は社会に奉仕させてもらえる時間」
宗教的な表現を使えば、
徳を積んでいる時間。
その感覚が、私は好きです。
もちろん、剣道を仕事にしていても
「ありがとう」と言われれば、嬉しい気持ちは同じでしょう。
ただ私は、
生業と剣道を分けることが、
自分には合っていると感じています。
剣道を支えている人たち
次に、環境の面から考えてみます。
剣道の同好会の先生方の職業を見ると、
圧倒的に多いのが、
• 元警察官
• 現役警察官
• 教職員
• 市役所職員
• 公共事業関係の方
そして少数の実業家。
つまり、
剣道は公務員の有志の方々に支えられている
といっても過言ではありません。
戦後、文化継承のために
警察組織が剣道を支えたという話もあります。
実際、警察には剣道の専門部署があり、
世界大会でも活躍しています。
本当に憧れます。
日本が誇れる環境
• 身近な場所で
• 安全に通えて
• 低価格で
• 質の高い教育を受けられる
こんな環境が、世界のどこにあるでしょうか。
これは、日本が誇れる文化の一つだと思います。
そして私は、
この環境を残したい。
余談:ビジネス視点で剣道を考える
剣道を教えるビジネスとして考えると、
価格は需要と供給で決まります。
しかし剣道は、
• 低価格で提供している道場が多い
• 少子化で人口が減っている
競争原理が働きにくい構造です。
ではどうするか。
例えば、
• 世界チャンピオンから学べる付加価値
• 八段の先生による昇段対策
• オンラインレッスン
• 地域格差を埋める発信
ターゲットを明確にすることが重要になります。
剣道は世代によって求める内容が違います。
だからこそ、
自分の強みは何か。
どの世代に刺さるのか。
そこを明確にすることが大切です。
私が探求したいこと
剣道をもっと身近に
ハードルを下げて
できるだけ質の高い内容を
多くの子どもたちに届けたい。
それを探求したい。
それが「社会に根付く=文化」ということだと思います。
いや、
すでに根付いている。
だからこそ、
この環境を、次につなげたいのです。

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