本日のひとこと
「本当の相手は自分自身」
今回は、先日の
続編の記事になります。
試合後の気持ちを本人に聞いたあと、
「試合の振り返りをする?」と確認したところ、
本人が「振り返りをする」と言ったので、
その時にどんな声かけをしたのか、
どんな点に気をつけたのかを紹介します。
試合を終えて3日目に聞いてみた
試合の感想を聞くと、
「楽しかった」
という答えでした。
以前、強い選手ばかりが集まる錬成会に参加したことがあり、
その時はほとんど勝つことができず、
試合そのものに対して前向きになれない時期がありました。
今回の錬成会は比較的小さなエリアでの集まりだったため、
実力差が大きすぎることもなく、
本人にとっては楽しめたようです。
子どもの試合環境
子どもの試合は、同じ学年であっても
• 早生まれ、遅生まれ
• 体格差
• 剣道経験の長さ
• 道場の方針
などによって、かなり差があります。
低学年では、1年生〜3年生が同じカテゴリーで試合をすることもあります。
例えば
• 幼稚園から本格的に剣道をしている子
• 小学校に入ってから始めた子
では、どうしても差が生まれます。
さらに
• 勝敗にこだわらない道場
• 勝負にしっかりこだわる道場
でも、経験値に差が出ます。
娘の場合は
小学1年生の後半から開始
ほどほどにしっかり頑張る環境
という状況でした。
頑張っているのに、
経験の長い同学年や一つ上の学年には勝てない。
そこに少し難しさを感じていたようです。
今回の錬成会では
• 同学年の男の子
• 3年生のお姉さん
には負けることもありましたが、
同じレベルの相手には勝つこともでき、
良い経験になったようでした。
相手は誰なのか?
振り返りをする際に、
親として押し付けにならないよう
「振り返りをしなさい」ではなく
「振り返りする?」
と本人の意思を確認しました。
そして振り返る前に、
なぜ振り返りをするのか
を一緒に考えました。
実際の会話
娘
「強くなるため」
私
「強くなって、誰に勝ちたいの?」
娘
「一つ上のお兄ちゃん、お姉ちゃん」
私
「剣道歴が長くて体も大きい相手にすぐ勝てるかな?
パパも20年ブランクがあって、その間ずっと続けてきた人と戦ったら勝てるかな?」
娘
「倒せない」
私
「じゃあ、誰と比べたらいいかな?」
娘
「自分と同じくらいの人?」
私
「同じ境遇の人ってどこにいるかな?」
娘
「自分?」
このように、
以前の自分と比べて成長しているか
という視点を大切にしました。
振り返りの仕方は、まだ分からない
動画を見ながら
良いところを3つ
直したいところを3つ
探してみようと声をかけました。
娘が見つけたのは
「隙を見つけて打っていた」
という1つだけでした。
ここで気がついたのは、
まだ分析の視点が分からない
ということです。
小学2年生にとって
• どこを見るか
• 何を基準に考えるか
は、まだ難しい部分があります。
今回の導くポイント
今回、娘が試合を振り返るにあたって、
落としどころとしたことは、
次の通りです。
右手打ちになっていること
そこで
小さくまっすぐな正しい面打ちができるようになる
ことを導くように心がけました。
実際の問いかけ
・相手に隙があったと言ったけど、どんな隙だった?
・その隙はなぜ生まれた?
・正しい面打ちはどんな打ち方かな?
・もし相手が自分の妹だったら、どんなアドバイスをする?
・その打ち方、自分はできているかな?
・直すとしたら、どこかな?
問いかけの意図
最初から自分の課題を見つけるのは難しいため、
相手を見る
↓
なぜ隙ができたか考える
↓
理想の打ちを考える
↓
自分と比較する
という流れで考えられるようにしました。
結果として
相手を通して、自分の課題に気づく
ことができました。
その他の声かけ
・もし同じ相手ともう一度戦うとしたら、どう攻める?
・強い選手はどうしているかな?
という問いもしました。
一緒に全日本選手権の試合を見ながら、
• 強い選手の攻め方
• 技の作り方
について考える時間も作りました。
まとめ
小学校低学年の場合、
振り返り方そのものが分からない
ことが多いです。
今回は
相手に注目することで客観的に試合を見る
↓
その視点で自分を振り返る
↓
課題に気づく
という流れがうまくいきました。
もちろん、いつもこの方法が良いとは限りません。
しかし今回は、本人にとって分かりやすい方法だったようです。
また、低学年の課題は多くの場合
基礎が身についていないこと
に集約されます。
普段から
正しい面打ちを意識する
ことができていると、
試合の振り返りもスムーズになります。
今回の経験を通して、
指導者としても多くの気づきがありました。
この記事が、皆様の何かの参考になれば幸いです。

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